2006年8月・夏休みの思い出(8日目)

8月11日、金曜日。


朝、というか夜、午前1時前に起床。
もうちょっと寝ていたかったけど微妙に眠れなかったからしょうがない。
適当に食糧を食って、準備して出発。
すでに頂上でご来光を狙う人々が長蛇の列を成して登っている。
すげー。。こんなにたくさんヒトがいたのか??
ライトは持っていたものの、みんな灯りをつけていたのでつける必要なし。
ライトの明かりの中、行列にまじり頂上を目指し登り始める。
ちなみに、めっちゃ寒い。動いてないと凍える。


…しかしどうも調子が良くない。
呼吸が乱れるし欠伸が止まらない。
どうやら軽い高山病っぽい。
少しペースを落としてもらい、休憩も取りつつ。
仲間には迷惑をかけました。スマソ。


そんなこともあったりとにかくヒトが多くて登山道が渋滞していたりで、
意外と山頂までに時間がかかる。
予定よりだいぶ早く出発したつもりだったのに、なんだかんだで頂上到着は日出時間ギリギリだったり。
最後の方はちょっと急いで駆け登るカンジで。
ちょうど山頂に着いた頃に空の色が見え始めた頃で。かなりいいタイミング。
日出を拝む場所もなんとか確保できて。
一休みしながら御来光を待つ。


だんだん空が明るく、赤くなってきて、いよいよ近づいてくる。
ヒトは続々と登ってきている。確実に間に合わないだろうな、って人々も。
自分たちもそうなっていたかもしれないと考えると非常にラッキーだったんだろうな。
天気も良くて、雲もほとんどない。ホントにラッキーだ。


午前4時58分。
ついに御来光!!
太陽が!!見えた!!!
やったーーーーっ!!!
すげーっ!!すげーっ!!
めっちゃキレイだ!!
みんな喜んでる!!
うおーーーっ!!
頑張って登った甲斐があった!!


かなーりテンションも上がり、写真もバシャバシャ撮ったりして、
あたりもだいぶ明るくなってくる。
記念の頂上焼き印を押して、火口周辺でまた一休み。
陽が射して少しは気温も上がってきた気がする。気がつけば高山病の症状も吹っ飛んでるし。
お鉢巡りをする予定だったが、4人とも疲れてたのでキャンセルw
とりあえず測候所のある最高峰地点を目指して歩いてみる。


頂上からの眺めはやはり爽快。
とにかく気持ちいい。
体はだいぶ疲れてるけどw
はやくも下山している人々で下山道にも列が。


とりあえず郵便局で葉書を書いて投函、そして測候所へ。
ここの前の坂(馬の背)が実は一番厳しいらしい。。。
死にそうになりながら、なんとか4人で登りきる。
うっしゃーっ!ここがホントの最高峰だー!!


だいたい満足したところで下山開始。御殿場口から。
御殿場ルート
「大砂走り」というのが楽しめるルートだそうで。
まずは普通にジグザグと岩場を下る。人は少ない。
しかし下りは下りで結構ツラい。つま先に負担がかかるし、
体は既に疲れてるし、御来光でテンションマックスまで上がったあとだし。
「大砂走りってのはまだかー?」とぼやきながらひたすら下る。


飽きるくらい歩き下ったところでようやく、ついに大砂走りの道へ。
なんだかよく分からないけど砂場のような柔らかいところ。
試しにちょっと走ってみる。
『…おぉっ!??』
すごい、すごい。
走れる。速い。止まらない。
1歩で3mってのはウソじゃないかも。
それくらいの勢いで走れてしまう。
爽快!!
でも疲れるけどね。
調子に乗って駆け下りる。うっひょー!!
あまりの勢いでリュックの横に挿してたペットボトルの水をどこかに落としてしまった orz
さらにお気に入りの手拭いもいつの間にかどこかに落としてしまっていた orz
富士山さん、ごめんなさい orz


しかしこの大砂走り、意外に長い…
こんな長距離を走りきって下れるかっての。
終盤はもう疲れきってグダグダ。
ようやく大砂走りが終わったと思ったら、それでも砂の多い下り道。
逆にこんなところを歩いて下る方が足への負担が大きいよ…
しかもイヤらしいくらいに見晴らしがよく、遥かかなたまで道が続いているのが見えてしまう。
うんざり。
つま先への負担を軽減するため後ろ向きで下りたり、横向きでジグザグに下りたり。
終盤の平地ではカバン持ちジャンケンを提案してみたりw
登山口の山小屋に到着した頃には本当にヘトヘトに疲れきっていた。
標準の下山タイムは3時間らしいが、4時間以上かかっていた。
まぁ、途中で昼寝休憩してたしねw


そこからの行動を山小屋で相談。温泉などもあるらしい。
移動に何かと金がかかるので、そこらへんは我慢して御殿場駅近くの銭湯に行くことに。
しばらく休憩してから出発。ついに富士山とお別れ。
正直、「もう二度とこんなトコ来ねーよwwww」って気分ですたw
まぁ、また行きたくなるかも知れないけど。


銭湯で汗を流して着替えて。かなーりスッキリ。
いやー水とお湯がこんなに使えるなんて、なんて素敵なんだろう。と感激。
駅前ではうどんが山での水より安い値段で食えるし。下界サイコー。クソ暑いけど。


電車で新宿へ移動。電車の中で立ちながらもうつらうつら…
荷物を預けた先輩が夜まで帰ってこないらしいのでそれまで新宿で待機することに。
当然マンガ喫茶
少しネットをつないだりもしたけど、疲れているので寝る。あとジュース飲みまくり。


夜になって先輩が戻ってきたようなので荷物を受け取りに調布へ。
御礼を言ってお別れ。南大沢にいる中・高の同級生が泊めてくれる、とのことなので、向かう。
これまた5年ぶりくらいの再会だろうか。
彼は見た目はさほどは変わっていなかった。爽やかな笑顔が相変わらずだ。
またもや思い出話に花を咲かせ。
中学校の同級生がどうしているとかそんな話まで。いやー懐かしい。
東京での一人暮らしってのも色々大変そうだな〜とか楽しそうだな〜とか。
でもとにかく久しぶりに元気そうな顔を見ることが出来てよかった。また会いましょう〜