ライブレポ(2006.08.20)その2

「AI KAWASHIMA TOUR 2006『サンキュー!』セミファイナル・東京公演」の感想を。
普通にネタバレだらけだけどツアーは終了してるからいいかな。
「8月20日」…。
川嶋あいにとって、一年で最も大切な、大事な日。
去年までは全然そんなことも知らなかったけど、
最後の言葉」を読んで彼女のことを知ってからは、
いつか、絶対にこの日のライブに行きたい、と思っていた。
まさか、今年いきなり行けるようになるとは思っていなかったけど…


とにかく、川嶋あい本人にとっても、いちファンである自分にとっても、
とても思い入れのある日の、大切なライブ。
今年はつばさ祭とのダブルヘッダーで大変そうだったけど、
万全な体調で臨むことができたようで、何よりだった。


「サンキュー!」ツアーは自分は仙台・栃木・島根と3ヶ所に行ったので、
今回の東京公演で4回目、ということになる。
それまでのものと今日のものはどれだけ違うものになるのだろう、というのも楽しみだった。


チケットが即日売り切れになったくらいだから、ファンの質もちょっと違うカンジ。
長年(といっても長くても4〜5年くらいか)応援し続けている人など、
やっぱり路上時代からのファンなんかもかなりいたんじゃないかな。
もちろん、「川嶋あいっていう名前と歌をちょっと知ってる」程度のヒトもいたと思うけど。


「つばさ祭」後の会場整理が遅れているのか、開場は予定の17時を30分ほど過ぎてから。
SNSを通じて知り合った方から譲っていただいたチケットは9列目のほぼ真ん中。
何故か自分の左の席と、その左の左の席は空いていた…もったいない。。。


18時を少し過ぎたところで、ついに開演。いよいよだ。


1.『ガラスの心』
最初から今までのツアーと違う。
この曲の弾き語りからスタート。
どうやら毎年この日は歌っているらしい。


2.『サンキュー!』
3.『見えない翼』
このあたりは今までのツアーと同じ。
ただ20、21日は特別にコーラスの中島有紀さん(ユッキーさん)が参加している。
歌もコーラスつきなのでいつもよりイイカンジ。
「見えない翼」の最後の方の手拍子がみんな分かっていて揃っている、というあたりは
さすがだと思った。お客さんたちの一体感もすごくイイ。


4.『絶望と希望』
5.『Love』


ここで毎回恒例のハッピーバースデー企画。
今回は一人だけだった。
プレゼントの直接手渡しではなく、あとで受け付けで、ということになっているらしい。
一体どんなプレゼントだったんだろう…
「みんな今日が誕生日になったつもりで聴いてください。
私もみなさんも、スタッフも、みんな今日が誕生日です。
実にめでたい(笑)」


6.『Happy Birthday!!』
歌いながら何かボールを客席に投げてる!?
さらに横からお面をかぶったヒトが二人出てきて客席にボールを次々投げる!!
残念ながら一つもキャッチできず…orz
どうやらこれをキャッチできた人にもスペシャルプレゼントがあるらしい。いいなぁ。。。


ここで重大発表。
大仏のお面をかぶっていた福原マネージャーさんが交代になる、とのこと。
川嶋あいをサポートして有名にしていく仕事」から
「『つばさ』という会社を有名にしていく仕事」に変わるとか。
次のマネージャーはどんなひとになるんですかね?
ともかく、福ちゃんさん、お疲れ様でした。


7.『一秒の光』
8.『Drive!』
9.『サウスポー』
10.『大三角形』
盛り上がるアップテンポな曲が続く。
ここの盛り上がり方はすごく好き。
「Drive!」とか、ステージから見たらペンライトがキレイだろうなぁ。。


11.『川嶋メドレー』

『もっと!』〜『Eighteen's Days』〜『Never stop singing』〜『エンジェル』〜『どんなときも』〜『時雨』〜『流れ星』〜『雨になる』〜『マーメイド』〜『もっと!』

どれもフルで聴きたい、大好きな曲ばかり。
特に「エンジェル」「流れ星」なんかは、是非いつかフルで聴きたい…。


最後の「もっと!」の後にあいさん退場。
コーラスのユッキーさんが会場を盛り上げて観客と一緒に歌う。
いつもはギターかベースの人だけど、ユッキーさんがいるとすごくイイカンジ。
そして恒例の特別ゲスト「石川さゆりあい」登場。
島根公演のときはカットされてしまったので、実は結構楽しみにしてた。


12.『天城越え
毎回思うけど、やっぱり演歌も歌えるあいさんは本当に歌が上手いな…
残念ながら変身ドリンクと「十六恋ごころ」は無し。
少し喋ってから退場。
ここでドラムパフォーマンスと、ダンサーが登場。


13.『冬物語〜winter story〜』
これまた今までのツアーでは無かった歌が。
ミニアルバムを持っていないので初めて聴いた曲。
なんと、ダンサーと一緒に踊りながら歌っている!!
ダンシング川嶋、初めて見ました。
普通に上手いし!
こんなこともできるのか〜、と感心。
すごく良かった。


14.『Dear』
15.『雪塵(ホワイトダスト)』
ここらへんはまた今までのツアーと同じ。
ここから弾き語りへ。


16.『季節の旅人』
17.『優しい雨
この「優しい雨」に込めたメッセージが、とても好き。
ライブで聴いてから一気に好きになった曲。


そしてラストへ。
お母さんとの「約束」についての語り。
まだ果たせていない約束、『紅白に出場すること』。
是非とも実現させて欲しいと思った。


18.『大切な約束』
今までのツアーでは一番最後に歌っていたこの曲がアンコール前の最後の曲。
これもものすごく心に響く。。。


アンコール。
ここの声の量も今までのツアーとだいぶ違う。
ただ「アンコール!」と叫んでいる人たちと「かーわしま!」と叫んでる人たちがいて、
あんまり統一されてなかった…(^^;


EC1.『525ページ』
EC2.『Smile And Smile』
ここでハプニング。
なんと衣装が大きすぎたか緩かったのか、ずり落ちてきていたらしい。
「Smile And Smile」の後半はメンバー紹介なんかをしつつも、かなり衣装を気にしながら歌っていたw
「ちょ、ちょっとスイマセン。衣装が…」
「前代未聞の大ハプニングです。」
「このままだとすっごいセクシーになっちゃいそうなので」
「この服、高かったのに…」
と、それでも笑いを取るトークでその場をつなぐ。
「ちょっと衣装チェックに戻ってもいいですか?」の声に
客席から「いいよー」の声が。
「バンドメンバー、時間つないでおいて!」というムチャ振りをして退場。


キーボードが次の曲のイントロを演奏し始める。
すると客席から「中島、歌ってー!」の声が。
ユッキーさんがちょっとキョドりながら「ででで、では、皆で歌いましょう」と提案。
あいさんが戻ってくるまで、客席の皆でペンライトを振りながら
「12個の季節〜4度目の春〜」を合唱。
さすがにみんな歌詞を知ってるから、見事に合唱できていた。
あいさんが戻ってきても歌い終わらず、結局あいさんのペンライト指揮のもと最後まで合唱。
自分の歌を観客のみんなが歌ってくれているということで喜んでもらえたかな。


改めて、
EC3.『12個の季節〜4度目の春〜』
「皆さんもまた一緒に歌ってください」ということで、会場のみんなで歌いながら聴いた。
思い出に残った曲。ますますこの歌が好きになった。
そしてあいさん退場、ダブルアンコールへ。


現れたのは、なんとのボーカル、MAIKA(マイキー)!?
続いての他の2人も登場。
つばさ祭で出演していたコたちが応援に駆けつけてきた、というカタチ。
さらに< I WiSH >のnaoさんも登場。
突然の豪華(?)ゲストの登場で、一気にまた賑やかに。
客席からの「キーボード弾いてー!」の声に、naoさんもビックリ。
それでもしっかり即興でやってのけるのは、さすが。


つばさファミリーによる
WEC1.『Wing』
これは、予定には無かった演出なのかな…?
でもすごく盛り上がったし、楽しくていい雰囲気だった。
「つばさ祭」に行けなかった人も楽しめただろうし。


つばさのメンバーたちも退場し、またあいさんの弾き語りへ。
WEC2.『旅立ちの日に…』


そして、本当のラスト。
最愛の母へ贈る歌。
WEC3.『「…ありがとう...」』


…。


…もう、この歌についてだけは、何も書けない。
思い出すだけで涙が出てくる。。。
悲しみの涙、感動の涙、いろんな感情が交じり合っていて、説明できない。
ただ、ただ、聴いていて涙を流さずにいられない。
そんな、特別な歌。


彼女も途中で涙で詰まってしまっていた。
けど、あの歌だけは観客の我々が一緒に歌っていい曲ではない気がする。
少なくとも、自分は歌えなかった。。。
それでも、最後まで力強く歌い上げたあいさんには本当に感動した。




そしてライブ終了…。
もう、この感情を表現することが出来ない。
「良かった」「楽しかった」のは勿論なんだけど。
そんな言葉では表しきれない、何かがあった。


他の箇所でのツアーとの違いも、
曲順が違うとか増えたとか、
そういう違いはあったものの、
そんなのとは関係なく
今日の「8月20日」のライブは
やっぱり特別なものだったんだ、
と思った。


とにかく、このライブが聴けてよかった。
それだけは言える。