過去最大の素数を発見、915万桁 米研究者

こういう話は大好きです。

ミズーリ州カンザスシティ──米セントラルミズーリ州立大学の研究者が昨年12月、過去最大の素数を発見したと、関係者が3日に発表した。これまで知られていた素数を約200万桁(けた)上回る、915万2052桁の数で、テキストファイルにすると8.81メガバイトにもなる。

同大学の数学・コンピューター科学教授カーティス・クーパー博士と、化学教授のスティーブン・ブーン博士が発見した素数は、「2の3040万2457乗マイナス1」。

2人は、世界で数百万台のコンピューター・ネットワークを結んだ素数発見のためのプロジェクト「グレート・インターネット・メルセンヌ素数調査(GIMPS)」に参加し、GIMPSが開発したフリー・ソフトウエアを使った。

素数とは2、3、5、7など、1とその数自身でしか割り切れない数。17世紀フランスの数学者メルセンヌが「2のn乗マイナス1(nは自然数)が素数になる場合について研究したことから、「2のp乗マイナス1(pは素数)」で表せる素数を「メルセンヌ素数」と呼ぶようになった。

これまでに分かっていた最大の「p」は、GIMPSが昨年2月に見つけた「2596万4951」で、この場合の素数は781万6230桁だった。

クーパー博士とブーン博士が今回発見した最大の「p」は、「3040万2457」。2人が発見した素数は、43番目のメルセンヌ素数となる。

『それがどうしたの?』なんてツッコミに構うことなんかない。
頑張れ科学者たち。