潜入!アキハバラ!!

生まれて初めて秋葉原へ行った。
緊張しながら秋葉原駅で降りる。
なんか普通の駅では貼ってなさそうな2次元系のポスターが駅構内にもベタベタ張ってあってビックリ。
そして駅前では半被を着た電気屋さんの店員のほかに、メイドさんやら猫耳メイドさん
(「寝込み身冥土」と変換される僕のPCはまだ正常なのだろうか)
や、セーラー服を着た女の子たち、なんかがビラを配っていた。衝撃だった。
でも道行く人々は自分の思っていたほどではなく、所謂「見るからにヲタク」な人は
そんなに見かけなかった。


とりあえず電気街をブラブラ歩いてみる。
普通に歩いて眺める分には元気な活気溢れる電気街、だと思う。
たくさんお店が出てて、どこの店も頑張ってる、と思った。
まぁ、よく見ると変な店もいくつか目に付くわけだけど。



こんなのとか。


街頭でもメイドさんがビラを配っていたので、ビラをもらおうと何回か前を通り過ぎてみたけど
ビラをもらえなかった。どうやら自分はメイドさんたちのターゲットには入っていないらしい。
ヲタク系の人に見えなかったのか、「こんな奴ウチの店に来ないで欲しいわ」を思われたのか、
よく分からないけど、とにかくメイドさんに話し掛けられることはなかった。残念。
それにしてもこの街はやっぱりなんか異質な雰囲気があるな。
一人出歩くには精神的にキツイ、と思った。
むしろこの街を平気で一人で歩いたり店に入って買い物したりする人はスゲぇ、と。
まぁ慣れの問題かもしれないけど。もともと自分は人ごみが苦手だし。

さて、ココからが本番。

レポートを期待しているごく一部の人のために書きます。


今回この聖地アキハバラまでやってきた一番の理由は、
ココに興味があったから。
妹系カフェNAGOMI


なんと、「メイドカフェ」ならぬ「妹カフェ」!!(ちなみに情報源はid:winder氏)
こんなコアなスポットがあるならば行ってみなければ!
…というのがキッカケ。
メイドカフェなら一応仙台にもあるわけだし、ちょっと珍しいとこに行っとくか、と。


一人で行く勇気は残念ながら持ち合わせてなかったので、高校の後輩W君を半ば無理矢理連れ出して、2人で行ってきた。

外観。ココの二階にあるらしい。

ちゃんと看板があった。

店の入り口。
写真撮影はココまで。


で、勇気を出して店に入ってみると…
『お帰りなさいませ、お兄様』とか
『お帰りなさい、お兄ちゃん♪』とか。
どうやらメイドさんの「ご主人様」を「お兄様」に変えただけっぽいものもあるみたい。
でも基本的には妹キャラってことで、お帰りになるお客様お兄ちゃんたちには
『行ってらっしゃい、お兄ちゃん♪また帰ってきてね☆』というカンジ。
でも
『お帰りなさい、お兄ちゃん。何人?』
ってスゲーおかしい気もするが。


店内はそれなりに席があるが…ほぼ満席。運良くギリギリ座れた。
ほとんどは男性客お兄ちゃん。
「お兄ちゃん」は苦しいだろ、と思うようなおっさん年配のお兄ちゃんなんかも。
妹さんたちは、妹に見えるかどうかは別としてそれなりに可愛いコたちだった。


メニューは手書きで可愛らしく色々書いてあった。
パスタが大体800円、お茶で600円くらい。
セットで1260円とかそれくらい。
シークレットメニューとか言う、いわゆる日替わりメニューのようなものもあるらしい。
頼んでみたが、
『ゴメンね〜それもう終わっちゃったの。もう少し早く帰ってきてくれれば良かったのに☆』と。
どうやら売り切れらしい。仕方ないので普通のセットで。


店内は緑を基調にまぁ楽しげなカフェっぽく。
この日は妹さんは3人。あとからもう一人やってきたから4人か。
店の奥にオッサンがいたけど見なかったことにしよう。
制服はHPのトップ写真のような。女子高生っぽいような、違うような。
スカートの丈はテーブルの高さと同じくらいで、いわゆる「絶対領域」というものも存在した。


妹さんとゲームをする、というオプションもあるらしく。
こういうシステムはメイドカフェにもあるのか?たぶん。
ウノとか黒ひげ危機一髪とか、オセロとか囲碁とかもできるらしいが…
3分500円って…(10分1000円もあったけど)
時給にしたら10000円じゃないですか。なんてこった。


あとは店内に落書き帳。思い出ノート?
お客様お兄ちゃんたちが感想とか要望とか何とかを書き残していくためのもの。
まだ開店1ヶ月くらいの店なので、(何でこんな店を彼は知っていたんだか)
ノートもまだ記念すべき一冊目。
多くのお客様お兄ちゃん、お姉ちゃんたちが妹さんの絵を描いていってた。
さすがそれ系の人々、みんな絵が上手い。字は下手でも絵は上手い。
隣の席に座ってたお兄ちゃんも、しっかり下書きしてからノートに書き込んでいた。ウマい。


かなり混んでいたので店は大忙し。
4人組のお客様お兄ちゃんたちが来店すると帰ってくると、
4人がけのテーブルに座ってる2人組の他のお客様お兄ちゃんたちのところへ行って
『あのね、お兄ちゃんたち。いま4人のお兄ちゃんたちが来たからあっちの席に移ってもらいたいんだけど、いい?ゴメンね☆』
みたいな感じで席を移したり。


パスタとお茶は普通にウマかった。ここは省略。
ゲームもやってみたかったがとてもそんな金は残っていなかったので断念。
落書き帳に記念カキコを残して店を出る。
ポイントカードGET。12000円分ここでポイントをためれば、1回分のゲームが無料でできるらしいw


お帰りの挨拶はもちろん
『行ってらっしゃいお兄ちゃん。寒いから気をつけて帰ってね☆』


店の外では店長さんらしき人(♂)が妹さんたちと同じ制服を着て店頭でビラを配ってた。
これでは余計にお兄ちゃんたちが寄りつかないのでは…?


…と、まぁこんなカンジ。
基本的にレベル高い。
東北の片田舎のメイド喫茶に数回行ったことがある程度の素人では
次元が違いすぎてついていけねぇ、と思いました。
あそこでお兄ちゃんになりきって妹たちと楽しいひとときを過ごせるようになるためには
かなりの修行が必要、ではないかと。
まぁ良い経験にはなりましたが。
「お兄ちゃん」なんて呼ばれたのは生まれて初めてだ。
次回は普通のメイド喫茶に行きたいっス。
本場のメイド喫茶ってのも体験してみなくては。
今回は金も時間もなかったから、次回こそは。
…っていつになることやら。