雪。

最近もう一つ気になっていたこと。
雪は何で6角形、というか6方向に伸びていく結晶になっているんだろう?
ということ。
雪印のマークとかで雪の結晶が6方向に伸びているものだと知っている人は多くても、それがなぜ6方向になっているのかまで説明できる人はあまり多くないのでは?


で、ここ
雪の結晶の秘密を探ってみた (2006年1月28日) - エキサイトニュース
で何か分かるかと思って期待して読んでみたが、そこについては触れられていなかった。結晶が出来るメカニズムについて、か。

まずは一つ目。湿度といえば誰でも100%が上限と考えているものだけれど、低温の雲の中ではしばしば水蒸気が湿度100%以上の状態となっており、その余分な水蒸気が雪の結晶となっているらしい! 湿度100%以上ってありえる話なのだ。
そして二つ目。水というのは0℃で凍るというのはこれも当たり前の話なのだが、ゆっくりと冷やされると0℃以下になっても凍らないらしい! なんか信じられないような話だが……。
つまり雪雲の中では、余分な水蒸気が凍結して雪の結晶となり、凍っていない水滴が蒸発して余分な水蒸気になる、という繰り返しで雪の結晶が次々と生成されているらしい。

うーん、意味が分かるような分からないような・・・
まぁ、こっちの話はどうでもいい。


自分が知りたかったのはこっち
島津製作所 雪の結晶(2)(雪が六角形になる訳は?) : 株式会社島津製作所
のこと。ちょっと調べたら簡単に見つかった。

水分子が凝集していくときには,水素結合という引き合う力が働くのですが,縦方向にも平面方向にも成長していく可能性があります。 平面方向へ成長していくときには,酸素の周りの3つの水素が等価になって結合の角度が120度になり六角形の基本構造を作るようです。


温度が−15℃前後で,湿度110以上の条件が揃うと,氷は平面的に成長し,典型的な樹枝状(星状)六角形(六花)の結晶ができます。 そして落下中に水分子がこの結晶の樹枝に触れてさらに大きな結晶に成長していきます。

だって。なるほど。
やっぱり水分子の構造と関係があったのか。
だいたい納得。


あぁ、中島みゆきの『六花』を思い出した。

六花の雪よ 降り積もれよ
白く白く ただ降り積もれよ

「心守歌」より。ステキな曲です。