先輩に捧げる

もうじき修論の予備審査ですね。
皆さん頑張っておられるようで。
…って自分も1年後か。


とりあえず先輩たちに歌を捧げます。
ちょっと手を加えちゃいましたが。
元ネタはうたまっぷあたりで「尾崎豊」「15の夜」を検索してください。

書きかけの修論ネトゲばかりしてる俺
パソコンの前でうわの空 届かない夢を見てる
居場所のない研究室の 教官殴りたい
言葉の裏 皮肉をこめられ 言われれば逃げ場もない
図書館にこもり 背を曲げながら
言葉の一つもわかりあえない 文献たちをにらむ
そして教授たちは今夜 修論の下馬評を立てる
とにかくもう学校や家には帰りたくない
自分の研究が何なのかさえわからず震えているM2の夜


盗んだテーマで走り出す 行く先もわからぬまま
暗い夜の帳のなかへ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだ大学院で
自由を失った気がした M2の夜


冷たい風 冷えた体 人恋しくて
夢見てるマスターの発表を 「ダメだ」と呟き叩き潰す
闇の中ぽつんと光る 学会発表
一晩あれば書ける業績 ひとの論文まる写し
公募の結末もわからないけど
とにかく俺は 就職だけずっと夢に見てる
教授たちは 博士に行けよ行けよと言うが 俺は嫌なのさ
研究活動が俺達のすべてならば
なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な M2の夜


盗んだテーマで走り出す 行く先もわからぬまま
暗い夜の帳のなかへ
覚えたての学説ふかし 論文をやっつけながら
仕事を求め続けた M2の夜


盗んだテーマで走り出す 行く先もわからぬまま
暗い夜の帳のなかへ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだ大学院で
自由になれる気がしない M2の夜