宮城県立高の共学推進確定 県教委判断を知事も了承

ついに宮城県の高校一律共学化が決定になったそうです。

 宮城県教委が進める全県立高校の男女共学化に対し、村井嘉浩知事が再検討を求めたことをめぐり、県教委は10日、臨時会を開き、計画通り、2010年度までに共学化を推進することを最終決定した。県教委の報告を受けた村井知事は「県教委の判断を重く受け止め、了承する」と述べた。これにより、宮城県のすべての県立高校の共学化は政策として定まった。

 県教委は共学化推進について、「凍結し計画を見直さなければならない要因はない」と結論づけた。別学校存続を求める県民の意見に対しては、「共学化方針を再検討することは、今後受験する生徒や保護者、教育現場に与える影響が極めて大きい」と判断した。

 村井知事が昨年10月の知事選で「別学校存続」を公約に掲げて当選した経緯も協議。委員からは「共学化問題だけが選挙の争点ではなかった」との意見があった。知事が「全県1学区として共学、別学の併存を勘案すべきだ」と主張したことには「共学化の一時停止は進学を控えた小中学生に混乱を与える」と退けた。

 県教委は併せて、一律共学化に反対する県民意見に配慮し、「留意事項」を決めた。別学校の校風や伝統の継承に配慮した共学化のほか、学区制改善は秋に予定される入学者選抜審議会の答申を受け、速やかに判断することを盛り込んだ。
 村井知事は記者会見で、「結論を次年度に延ばすことはできない。一律共学化に反対の方々には申し訳ない」と語った。

 共学化をめぐっては、村井知事の当選後に論争が再燃。昨年12月、県議会が共学化を着実に推進するよう求める請願を全会一致で採択した。村井知事は県教委に対し、学区制見直しを優先させて共学化を再検討するよう求めていた。

 県教委は06年度、石巻市内の3校を共学化。07年度の仙台二を皮切りに、仙台市内の別学校の共学化にも着手する。宮城一女(08年度)、仙台三(09年度)と進め、最終年の10年度に、仙台一、宮城二女、宮城三女など7校(一部統合)を共学化する。

河北新報) - 1月11日7時4分更新

どうもなぁ、納得がいかぬ。
結局、何?
「再検討して見直すと今後受験する生徒に影響するから」ってのが一番の要因ですか?
共学化することによるメリットやデメリットの問題じゃなくて、
それを再検討するのがよくないから、共学化に決定?
そんなこと言ったら、最初に共学化の話がでてきた時点で
「今後受験する生徒に影響するから」っていって打ち切られてても文句が言えないのでは。
もっと別学、共学の是非についてしっかり議論するべきだと思う。
こんな終わらせ方は酷すぎる。


あと、公約ってのは一体何なのですかね?
「共学化問題だけが選挙の争点ではなかった」って、許されるの?
1000個公約を掲げて、
「○○だけが争点ではなかった」っていう理由で公約を破りまくって、
結局1個だけ公約を守ればそれは公約を守ったことになるんですか?


とにかく納得いかーん。
ちくしょう、ちくしょう。我が母校が…